Complianz(complianz.io)はオランダで開発された WordPress 向けの同意管理プラグインで、地域別のロジック(GDPR、ePrivacy、米国法)を備えています。Cookie スキャン、設定可能なバナー、ブロック用の「Script Center」を組み合わせています。
Complianz は同意管理を 3 つの要素に分けています。ウェブサイトに関する質問から適切な地域と必要な文書を判断するウィザード、サイトをクロールして見つかった Cookie やスクリプトを分類する Cookie スキャン、そしてスクリプトを手動でブロックし同意カテゴリを割り当てる Script Center です。ウィザードは良い指針ですが、法的助言の代わりにはなりません。
Complianz の強みであり同時に弱みでもあるのが自動スキャンです。多くの一般的なサービスは確実に検出しますが、原理的な穴があります。クリックやスクロールの後にはじめて読み込まれるスクリプト、サーバー側で組み込まれるタグ、特定の下位ページでのみ有効なサービスです。そのため、スキャンは複数の代表的なページで実行し、結果を自分で管理する使用ツール一覧と照合すべきです。
ドイツ市場では地域設定が決定的です。Complianz は「opt-in」(同意前に何も読み込まれない)、「opt-out」、「do not sell」(米国モデル)を区別できます。ドイツでは厳格なオプトインのみが正しく、端末への不要なアクセスはすべて能動的な同意の後にのみ行われます。誤って「opt-out」になっているスイッチは、バナー全体を無効にします。
Complianz の Cookie スキャンはスキャン時点でアクティブなものしか見つけられず、動的に読み込まれるスクリプトや操作後にはじめて発火するスクリプトは見逃されることがあります。スキャンだけに頼ると、同意が必要なサービスがブロックされずに実行されるおそれがあり、TDDDG 第25条1項による根拠がなくなります。さらに、地域設定「ePrivacy/GDPR」はドイツの法的枠組み(不要なアクセスの前に同意)に正しく設定する必要があります。
無料チェックでは配信されたHTMLを解析し、どのサービスが埋め込まれているか、Cookieバナーが検出されるか、プライバシーおよび運営者情報へのリンクがあるかを、各所見の分類付きで表示します。法的助言に代わるものではありません。
この文章は当社の知る限りの一般的な情報であり、法的助言ではありません。個別のケースについてはIT法を専門とする法律事務所にご相談ください。